「努力で天才になった俺が、懇切丁寧に方法を教えるスレ」って
努力で天才になった俺が、懇切丁寧に方法を教えるスレというものがあった。
努力で天才になった俺が、懇切丁寧に方法を教えるスレ : 無題のドキュメント
私も天才になりたい。ので、注意深く読んでみた。
紹介されているのは、以下の4つの方法だ。
- 瞑想
- オレンジカード訓練法
- 潜水法
- ハイハイ訓練法
それぞれに付いて調べた。
瞑想
日本人の感覚だと宗教臭さがあって敬遠されがちだけども、これほど手軽に出来て効果があるリラックス手段もない。 効果は科学的にも証明されているし、一日30分あれば出来るから是非試して欲しい
示されたソース。英語のサイト。ストレスが減るとか、創造性が増すとか、不安解消になるとか。 Headspace
ベストセラーになった「スタンフォードの自分を変える教室」でも勧められていた。 セラトニンが分泌されてやる気がでるとか。 これについては実験で証明されているようだ。 天才になるかどうかは別の話だが、色々といいのだろう。試してみたい。
オレンジカード訓練法
この画像を30秒程見つめてから目を瞑る。反転した画像が見えると思う。 これを続ける内に、
①長く画像が目の裏に残る
②正しい色で残る
③色、形を自由に変えられる
④好きなイメージを作り出す
なんで、これをすると天才になれるのか。 あまり情報が見つからない。 本当に効果があるのならばもっと情報があってもよさそうなものだが。 簡単そうなので試してみようかな。
ただし七田チャイルドアカデミーで活用されているらしいので、極めて胡散臭い。
潜水法
プールなどで、でできるだけ長く潜水するというものらしい。
潜水、水泳に関しては子供の教育に適している事は統計上明らかで、東大生の実に59%がスイミングスクールに通っていた経験がある。
らしい。 血液中の二酸化炭素が増えると血液を脳に多く流すようになるっていう仕組みのようだ。 水泳とか潜水自体は脳トレだけでなく、ストレスとか創造性に関して色々とよさそうではある。
同じ要領のマスキング法というのをウィン・ウェンガーが提唱している。 紙袋を口と鼻にあて、30秒間紙袋を膨らませたりしぼませたりを30分に1回。 一日中。これを3週間だったかな。結構辛い。 でも、この人の本は胡散臭いんだよね。
ハイハイ訓練法
ただただ中指を見ながらハイハイをするだけ。無心で。
方法は簡単だけど、本当にしんどい。なぜなら毎日三時間、休みなく行い続けるから。
興味はあるが、さすがにこれはキツイ。続けるのは無理そうだ。 ウィン・ウェンガーが提唱している訓練法の一つなのだが、この人の本は胡散臭いんだよね。
私の結論
上記のことをしても、天才にはならない。
何かを習得したいのならば、それを勉强したほうがいい。 以下に完全に同意だ。
直接筋トレしたり、良い学校で質のいい勉強をしたり そういう方が遥かに直接的だし効果的なのは、周り見りゃ分かる
スポーツに置き換えると分かりやすい。 例えば私が野球がうまくなりたいとする。 野球をうまくなるために、運動神経自体をアップする訓練ばかりしていたら馬鹿だ。 野球がうまくなりたいなら、野球の練習をしなければならない。 運動神経自体をアップする訓練というものがあるとするならばしてもいいのだろうが、割合は少なくていい。
瞬間記憶について
後天的に瞬間記憶を身につけられるというのはイマイチ信じがたい。 確かにサヴァン症候群の人のようにできる人が何人か確認されてはいる。 でも、訓練によって出来るものなのだろうか。
世界記憶力選手権ってものがある。 トランプの並びを覚えたりする大会。 これに関する本を読んだことがあるのだが、イメージを場所記憶と結びつけたりと記憶法を色々工夫している。 ただ、ざっと見て頭に写してしまうわけではない。
42字×34行の文庫本なら五秒で写せる
のならば、世界記憶力選手権で優勝出来ちゃうよ。 そんなもんだよ。
もしトレーニングで天才になれるのなら
教科書を5分でおぼえてしまえるなら。
いや、1時間でもいい。
いや、1日でもいい。
いや、1週間でもいい。
そのような方法があるのならば。 有名中学、高校、大学への受験のための塾が取り入れているのではないだろうか。 コツコツ勉强するなんて馬鹿らしい。 受験直前まで何年間も脳力トレーニングをする。 最後の1年で教科書を脳に写してしまう。 後はその脳にある教科書を使う訓練をする。
本当に瞬間記憶とかがトレーニングで出来るようになるならば、そのような塾が巷にあふれているのではないだろうか。 実際は、受験の為に一生懸命勉強している。 私はどうにも、このような脳力トレーニングを胡散臭いと思ってしまう。