無趣味な人

生まれてこの方、無趣味。ハマったものこれといって特になし。

「もやしもん」に書いてあったフランスワインとアメリカワインの対決について

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もやしもん」という漫画が好きだった。 ストーリーも面白いのだが、菌や発酵に関するウンチクも面白かった。特に酒好きなんで、お酒に関することが面白かった。

フランス編のときにワインが扱われていた。 その単行本の6巻の巻末に、フランスワイン対アメリカワインのことがおまけで書いてあった。 それによると、1976年、1986年、2006年に飲み比べの勝負をしたらしい。 審査員はもちろん専門家を揃えたそうそうたるメンバー。 ブラインド利き酒対決。 誰もがフランスの圧勝を予想した。 しかし、結果は3回ともアメリカの圧勝だった。

私自身はアメリカワインが好きだったのでこれを読んだ時は嬉しかった。 へ~そうなのかいなと。 専門家にとってもアメリカワインの方が美味しいのか〜と。 この話をドヤ顔で人に話したりももした。

最近知ったのだが、これにはタネがあった。 アメリカワインが買った理由、それは単に「アメリカワインのほうが甘い」からだ。 人間の本能では甘い方を美味しいと感じてしまうらしいのだ。 2つのものを比べてどちらが美味しいかと聞かれた場合、甘い方を選んでしまう傾向がある。 甘さ以外の香りや味が同じ場合はうっすら甘いほうが有利なのだ。 確かにアメリカワインは甘いのが多い気がする。 アメリカ人が甘いの好きだからかななんて思っていたが。 どうせアメリカのことだし、この本能を分かったうえで勝負したんじゃないかな。 推測だけど。

毎日飲む場合はどちらのほうがいいのか。 食べ物と合わせる時はどちらのほうがいいのか。 コンペのような飲み比べで判断するのは難しいことのようだ。

ペプシのコマーシャルで、ペプシコーラとコカコーラを飲み比べてもらってどちらのほうが美味しいか選ばせると言うものがある。 結果、ペプシのほうを選ぶ人が多いのだが、これも単にペプシのほうが甘いからだという説もある。 広告だからそもそもがヤラセかもしれないけど。