無趣味な人

生まれてこの方、無趣味。ハマったものこれといって特になし。

読んだ本の内容を全く覚えていない

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子供の頃から暗記は苦手だった。 算数や理科はいい成績だった。 社会や漢字などの暗記科目は苦手だった。

高校生で本読みになった。 たくさん読んだ。 たくさん読めば自分が何者かになれると思っていた。 結局、何者にもなれなかった。

高校大学では小説。 社会人になってから、ノンフィクションや実用書、技術書をよく読んだ。 本棚はいくらあっても足りなかった。

読んだ本は田舎の実家の農作業用の物置にまとめて置いてある。 元々の記憶力の弱さのせいだろうか、背表紙を見ても内容が全く思い出せない。 取り出して表紙を見ても思い出せない。 本をパラパラやればなんとなく読んだことがあるというのは分かる。 あらすじや説明を求められたら、全く答えられない。 大量の本を前に、これだけの本を読んだ時間は何だったのだろうと絶望した。

所詮、読書は娯楽でしかない。 読んでいる時が面白ければいいものだ。 本を読めば為になるとか、何者かになれるなんて思っていたのが間違いだった。

読書が趣味だったのかと問われると、Noである。 為になると思っていたから、一生懸命読んでいただけだ。

本を読んでいる時間をスポーツでも楽器でもなんでもいいから、趣味を見つけて取り組んでいたほうが良かった。 無趣味で構わないと思っていたが、大量の本を前に泣きそうになりながら、そんなことを思った。