アメリカのアマゾン・アソシエイト報酬の換金方法と税務処理

アメリカのアマゾンのアフィリエイトで稼いでいるが換金が面倒くさい。

米アマゾンから報酬を受け取る方法は以下の３つある

アメリカ・アマゾンの商品券で受け取る
チェックを郵送してもらう
アメリカに口座を開き、そこに入金してもらう。

この内、3の方法で入金してもらっていた。が、オススメしない。下で書く通り面倒だからだ。 2のチェックで郵送してもらう方法が一番楽だと思う。　

アメリカの口座開設

東京三菱UFJ銀行経由でアメリカのユニオンバンクの口座を開設。そこに振り込んでもらっている。そこで、1日500ドルまでだがATMで引き出せる。

まず、UnionBankのカリフォルニアアカウントを東京三菱UFJ銀行で作った。これは日本にいながら作れる。たしか、郵送で申込書を送ってもらい記入してそれを持って東京三菱UFJ銀行銀行の窓口に行き申し込んだと思う。はっきり覚えていない。残高が300ドルを下回ると口座維持手数料がかかるので最初に10万円持って行って振り込んでもらった。

ATMカードが送られてきてATMで1日500ドルまで下ろすことができる。元々はセブン銀行で下ろすことができたが、今はCitiバンクとゆうちょだけ。手数料が5ドルだから結構取られる。それでも日本の銀行口座に送金するより安く済むし手軽だ。ちゃんと計算したことはないが4000ドルぐらいの単位にならない限り送金するよりATMでおろしたほうが手数料が安くすむ。

サービスはどんどん変わっている。以前はフランスの口座も開設できたが今はできない。フランスのアマゾンも使っているので、作れる時に作っておけばよかったと思う。アメリカの口座もいつまで作れるかわからない。アメリカの銀行の口座が必要な人は早めに申し込んだほうが良いと思う。

今年(2013年)にセブン銀行のATMで下ろそうとしてもサービステンポラリーアンアベイラブルみたいに出てきた。しばらく日にちをおいても同じ。だったので、サポートに電話したら、今後セブン銀行では取引できないとのこと。今はゆうちょ銀行とCitibankだけ。これもいつまで続くのかわからないように思う。

税務処理

1つ注意点。ATMで引き出せるのは非常に手軽なのだが、一つ欠点がある。確定申告が面倒なのだ。理由はATMから下ろす場合ドルでは指定できず、円での指定になるため月の売上をきっちり下ろすことができないからだ。

ドルを指定して円に両替した場合は確定申告は楽になる。例えば月の売上が1000ドル売上で売上確定した時の1ドル100円だとすると売上10万円になる。その1000ドルを円に両替した結果9万5千円になった場合、為替損益が‐5000円になる。

しかし、円で金額を指定してATMでおろすためきっちり月の売上を下ろすことができない。仕方がないので自分の場合は、Excelファイルで売掛金の平均為替を計算している。

例えば以下のようにしている。

1月の売上が1000ドルで為替レートが1ドル100円
2月の売上が1000ドルで為替レートが1ドル90円
こと2ヶ月の売掛金2000ドルの平均レートは95円である。この状態で、ATMで5万円を引き出す。そしたら、口座の残高が550ドル減ったとする。
550ドルは売掛金の平均レートである95円で計算すると、550ドル×95円=52250円となるはず。しかし、引き出した時に550ドルは5万円にしかなっていない。この52250円と引き出した50000円の差は50000 - 52250 = -2250となるので為替差損として2250円を損金として記帳している。この時にプラスになった場合は雑収入にしている。

以上の処理をしてくれるExcelファイルを作り、売上確定の時と引き出した時に入力しているようにしている。

「根拠のある数字」「最終損益が変わらない」「軽微な差」であれば、会計原則の一つ「重要性の原則」ということで、簡便的な措置で問題ないというのを信じてここまでやれば文句は言われないかなと思っている。別に税務署に相談したわけではない。保証はできない。

以上のように大変に面倒になるので、チェックを郵送して報酬を受け取るほうがいい。銀行にいかなくてはならないが、チェックを郵送してもらう最低報酬額を多めにすれば行く回数は少なくてすむ。最近はチェックの換金方法は下の記事でも書いたとおり意外と簡単である。